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「アメリカって結構アナログだね~」
とは、先日日本から遊びに来ていた友人の言葉。そう言われればそうかも、と在米4年を過ぎてすっかりこちら流に慣らされてしまっていた私は、友人から指摘されてなるほどと頷いてしまった。 例えば、店のドア。アメリカ(っていうと語弊があるかもしんないけど)では自動ドアはかなり少ない。もちろんグロッサリーストアなどカート一杯に大量買いする店は自動ドアにはなっているが、衣料・雑貨の店をはじめ、銀行・病院、郵便局、レストランにファスト・フードなど、私が知る限り全て手動式のドアだ。 グロッサリーストアの自動ドアでも、私がいつも行くところでは、スライド式ではなく見た目普通の手動式っぽいガラス張りのドアが進行方向にばたんと開くもので、これにも友人はたまげていた。 日本はといえば、サービス業なる場所では出入り口に自動ドアがあるのは普通だろう。なんといっても、タクシーの自動ドアに外国人がひどく驚いたというのは有名な話。 自動ドアがないからといって不便かといえば、私に関しては全くそれはない。ないならないで別に一向に構わないわけで、ドアを押したり引いたりして開けるくらい何の不便も感じないどころか、たまたま自分より先に入ろうとしていた男性がドアを開けてくれたまま「お先にどうぞ」なんて言ってくれたりすると、そっちのほうが自動ドアよりも何千倍もありがたいときたもんだ! 自動ドアがないおかげか、ドアの開閉にはこういう風に他人に気を使ってくれる人が多くて、アメリカに来たばかりの頃にはかなり驚いたものだった。これは男性に限らず、女性でも子供でも後続の人がいる場合は、ドアを押さえてあげる心配りをする人が多い。 これは慣れてしまえば至極当たり前のことなんだけど、自動ドア社会にどっぷり漬かっていていきなりこういうアナログな場所に来たときには、なかなかこんな気配りがスムーズには出てこないもんなのだ。 これ書きながら思い出したけど、去年の夏に日本へ帰国した際、家族でとあるレストランへランチに行った。そこの入り口は一見和風の引き戸だがもちろん自動ドア。ところがたまたまこの日はそのドアが故障中だったようで「故障中です。手動で開けてください」と張り紙がしてあった。 中へ入るとお昼時で店内は満員。仕方ないからドアのすぐ横にある長椅子に座って順番を待っていた。待っている間、何組かのお客が出入りしていたが、おもしろいことにどの客もドアの前でとにかくじっと開くのを待っている。張り紙がしてあるにも関わらずだ。 そのたびにドアのすぐ近くに座っていた私は張り紙を指差して「お客さん、ここ手動ですよ」と教えなければならなかったのだ。はぁ~っ。 習慣って恐ろしいもんだと、このときに感じたものだった。 話がちょっと逸れてしまったけれど、この手動ドア、アメリカ社会から無くなって欲しくないなぁとしみじみ思う。遠慮や気配りの代名詞のような日本人でさえもなくしつつあるものを、この手動ドアのおかげでアメリカ人は他人への気遣いを忘れずにいるんじゃないか、とはちょっと考えすぎかぁ・・・?
by avocadowasabi
| 2006-01-11 22:12
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